【レジ袋有料化】なぜか説明できますか?小学生でもわかるプラスチックごみ問題について解説!
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こんにちは、むてんかです。
先日、テレビでみた路上インタビューの会話です。
レジ袋有料化となりましたね。
なぜ有料化なの?レジ袋代支払ったらお店の儲けになるから?
いま起こっている世界規模での問題、プラスチックごみについて一緒に考えましょう。
なぜレジ袋が使用禁止になったのか?
プラスチックのほとんどは石油を原料としていて、自然界で分解されることがありません。
使い捨てされるプラスチックを減らそうと、2020年7月からは、石油を原料とするレジ袋を、店が無料で配ることが全国で禁止となります。
国が禁止するよりも前に、レジ袋を有料にした店もあります。
また、京都府亀岡市では一歩進めて、2021年1月からプラスチック製のレジ袋は有料でも配ることを禁止する条例を作りました。
レジ袋の他にも、プラスチック製のストローを紙製のストローに変更しているお店もあります。
スターバックスは2020年1月から紙ストロー導入に取り組んでいます。
日本のプラスチックごみの量はアメリカに次いで2位
食べ物や植物の繊維から作られている紙や布は、土や水の中にいる微生物に分解されて、やがて自然にかえっていきます。
しかし、石油を原料とするプラスチックは、微生物によって分解されることがなく、ずっと残り続けます。
日本では一人当たりのプラスチックごみがアメリカに次いで2番目に多い国です。
なんとその量は年間32キロ!
一人当たり32キロものごみを毎年出しているのです。
プラスチックは、リサイクルされたり、燃やされたりして処分されるものもありますが、世界では年間800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込んでいると言われています。
海に流れたプラスチックはどうなるの?
ポイ捨てなどできちんと処理されなかったごみは、雨で流され、川を通って海に流れ着きます。
そして太陽の紫外線や波の力でもろくなり、細かくくだけ、やがて小さなつぶになります。
こうしてできる「マイクロプラスチック」は、小さすぎて回収が難しく、海をただよい続けます。
えさと間違えて魚や海鳥が食べてしまうことがあり、その魚を食べた人間の身体の中にもマイクロプラスチックが取り込まれていることがわかっています。
人の健康や生態系に悪い影響があるのでは、との心配もあります。
プラスチック問題の本質
「地球の限界」と結びついているのがプラスチック問題。
地球温暖化や気候変動の問題とも密接に関わっています。
石油から作られるプラスチックは、製造時にも燃焼時にも温暖化の原因となる二酸化炭素を排出することから、地球にとって悪影響を及ぼしているのです。
プラスチック規制は先進国だけでなく、ケニアでもすでにレジ袋の禁止が実行されています。
また、インドでは2022年までに使い捨てプラスチックの禁止を表明。
日本はむしろ遅れていると言わざるを得ないのが実情です。
SDGs(エスディージーズ)ってなに?
国際連合がかかげたSDGs(Sustainable Development Goals)
日本語で「持続可能な開発目標」。
いま、世界中の人たちが協力してより良い地球の未来をつくるため、この目標を達成しようと努力しています。
SDGsは、2015年国際連合に加盟する193のすべての国が賛成しました。
16年に発効し、17の目標を定め、30年までの達成を目指します。
「誰一人取り残さない」をキーワードに多くの人が目標達成に向けて取り組んでいます。
SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省
開発で失われた熱帯雨林
1973年には55万8千平方キロメートルありましたが、2016年には36万3千平方メートルまでに減ったのです。
開発の主な理由は「アブラヤシ」という植物を育てるためです。
果実からとられるパーム油は日本人の生活には身近なインスタント麺やお菓子などの食品に利用されたり、洗剤なども有名ですよね。
森の開発ですみかを奪われたオランウータンやゾウなどの野生動物は、絶滅の危機です。
法律を守らずに開発する農園もあり、地球温暖化にもつながる問題です。
マクドナルドのSDGs環境問題への取り組み
環境にやさしい商品とわかるマークがあります。
NPO法人「日本森林管理協議会」が広めるFSC認証もそのひとつです。
FSC認証は森林が法律違反して伐採されることなく、生き物の暮らしに配慮した豊かな森林から作られたことを示しています。
日本マクドナルドは2016年より、アイスコーヒーのカップをプラスチックから紙に変更しています。
環境保全 | 私たちの責任 | McDonald's Japan
ほかにも多くの企業がSDGsに賛同し、取り組んでいます。
我が家で行っている環境対策
・ごみ箱にいれていたビニール袋を買わない、もらわない
・夫が会社からもらってきた新聞紙を子供たちが折ってごみ箱にする
(親子で新聞紙ゴミ箱を早く何個作れるか大会もしています)
・プラスチックごみの分別は家族全員がしっかり守る
・ペットボトルを買わない
・水筒、マイボトルを利用する
・浄水器を使用する
・エコバックを必ず持参する
まとめ:私たちにできること
ボルネオ島の認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン事務局長の青木さんは
「地球は人間だけのものではありません。環境を守るために何ができるか考え、行動することが大切です。」と話します。
また、大人たちに気候変動へのアクションを訴えるスウェーデンの少女グレタ・トゥーンベリさんは〝脱プラスチック社会〟を必死に叫んでいます。
「私たちの世代から、未来を奪わないで!」
「地球という私たちの家は燃えている。火事になったときのように行動してほしい!」
未来のこどもたちのために、今私たちができること。
地球にあふれるプラスチックごみ問題は他人事ではありません。
このブログを読んでくださったあなたが、家族や子供たちと話し合える機会となればうれしいです。
※今回の記事は朝日新聞やSNS、本「脱プラスチックへの挑戦」などいろいろな情報をまとめたものです。