3.11 東日本大震災から9年 阪神淡路大震災を通して私が思うこと
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私はずっと大阪で育ち、今は神戸に住んでいる
阪神淡路大震災から25年、
1.17地震の日のことは鮮明に記憶している
大阪でも経験したことのない地震
下から何度も突き上げる振動、大きく揺れる建物、
昔の大きなブラウン管のテレビがドン!と倒れた
テレビの近くで寝ていた父は奇跡的に無事だったが
何が起こってもおかしくない状況だった
地震後、すぐに父がバイクに支援物資を積んで行動を起こした
何度も何度も大阪から神戸を往復していたのだ
父はやっと帰宅したと思ったら少し仮眠をとり、
また神戸へ行く日々が何日も続いた
「神戸の人が大変なんや、なにもないんや」そう言って
また出かけていき、長い期間父は家にいなかった
今思えばそんなに長期間仕事はどうしていたのか
道路が崩壊している状況で、何時間かけて行っていたのか
まだ子供だった私は毎日テレビのニュースに流れる
炎に包まれた神戸の街に、恐怖を感じた
その時の父の行動力には凄まじいものがあり
今大人になった私は
はたして父と同じことができるのだろうか
今日で東日本大震災から9年が経つ
死者は1万5899人、いまだ行方不明者も多数いる
地震災害を他人事とは思えない
9年前、小さな子供をかかえて何もできない自分をもどかしく思いつつ
今できることをしっかりやることに専念し
ただただ祈るだけだったあの時を、忘れはしないだろう
今私は神戸の街と人に受け入れてもらい
家族を持ち、たくさんの人に大切にしてもらっている
この日常に深く感謝して、日々を丁寧に笑顔で過ごしたい
今日も笑顔で!